2006年06月30日

小泉首相、最後の戦略は?

第164通常国会が予定通り終了した。今国会は耐震偽造、ライブドア、輸入牛肉問題という3点セットで野党と与党の激しい攻防戦が予想されていたが、民主党の大失態に助けられて与党は大きなダメージを受けることなく、また重要法案も先送りすることによって小泉首相の思惑通りに事が進められたといえる。そして、小泉首相は9月の自民党総裁選までキャスティングボードを握り続ける。

ロシア・サミットを直前にした今、その小泉首相はアメリカを訪問してブッシュ大統領の歓迎攻めに遭っている。おそらく今頃は、自分の考えに忠実な安倍晋三氏を次期総裁にしようと戦略を練っているはずである。

一方、私たちにとって残念な政治状況は相変わらず続いている。福井日銀総裁と村上ファンドの関係も疑惑として浮上しているが、これとて民主党の代議士が村上ファンドに秘書給与を肩代わりさせていたことが発覚したことで相殺されてしまい、民主党に「どこまでも追及していこう」という気迫はおよそ感じられなかった。

国会が終了する前は、国民新党の綿貫民輔代表を含む野党党首が会談し、小泉政治の総括を行って首相本人に会見を申し入れている。ところが、これは一蹴されてしまった。国会内外での戦いを抜きにしたこのような政治的ショーをどう見るべきか。おそらく国民の多くは「まったく意味がない」と言うに違いない。

私は国民新党をはじめとする野党の議員が、地元に戻って街頭から今国会の状況を有権者に訴え、国民の理解と支援を広げる行動を即座に展開すべきと考える。しかし、多くの議員たちは文字通りの「外遊」に出かけ、選挙区に戻った議員も地元の夏祭りやイベントに出て愛想を振りまいているのが現状である。

かくして、現在の状況はご覧の通り、依然として小泉政治の拡大・発展を基調に進んでいる。来年春の地方選や夏の参院選も、これでは国民のための政治を創る基点となる可能性は極めて低いと見なければなるまい。

自民党の総裁選以降の状況を分析するとき、党内の混乱や分裂を想定して戦略を練ることに大きな意味はないだろう。我々は今、何をすべきなのか。これを考えることが何よりも大事だと私は思う。

秋田県においては、我々は残念ながら今はまだ力量不足かもしれない。県民の期待に応えられるだけの活動を展開できる組織もない。しかし、現状の政治情勢を鋭く見つめる目は失っていない。それを武器に、来年の地方選・参院選に向けて県内の同志たちと連携を強め、具体的行動の方向を定めたい。


posted by 石川錬治郎 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。