2009年03月25日

秋田県知事選への対応

国民新党秋田県支部は、できれば秋田県知事選に独自候補を擁立したいと考え、昨年から人材の発掘などの作業に取り組んできた。読売新聞の特別編集員を務める橋本五郎氏もそのひとりであったが、最終的に本人が出馬を断念したため我々の望みは叶わなかった。結局、年が明けてからは既に出馬を表明してる方を対象とし、それぞれのマニフェストなどを参考に支援を検討することとし、共産党公認の方を除く候補予定者の陣営と接触した結果、国民新党秋田県支部としては、以下の要望を行って川口博氏の「支持」を決定した。

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川口博知事候補に対する政治、政策的要望

1.寺田県政を総括し、県民、議会の声を充分尊重する県政を進めること。

1.特定の団体、個人に影響されない県政を実現すること。

1.公約したマニフェストは2期8年で実現し、原則としてそれ以上は延長しないこと。

1.秋田市の中央街区再開発、南ヶ丘地区開発事業は大幅な見直しを含め慎重に進めること。

平成21年3月19日      

国民新党秋田県支部  
 代表 石川練治郎 


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なお、川口博氏のことは寺田知事も推すとの報道もあったが、私たち国民新党秋田県支部の決定とは何ら関係はない。また、川口氏に求めた県政総括についても、現状を踏まえて厳しく行っていただくというのが前提と考える。

我が党の支持者の皆さん、そして県民の皆さんには上記要望事項に盛られた内容を検討の上、川口氏を支持する真意を理解していただきたいと思う。我々は今後、要望書に示した立場から川口氏の勝利に向けて全力を尽くし、今回の選挙戦を戦い抜く覚悟である。我が党を支持してくださる県民の皆さんに対しても、川口氏支援の輪の拡大を心よりお願いしたい。
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2009年03月24日

3月議会で意見書提出へ

3月議会では、今国会で問題となっている「かんぽの宿」問題を徹底して究明すべきとする意見書を私が起案・提出し、全会派の賛同を得て決議された。以下がその意見書である。

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意見書

国会の場で「かんぽの宿」問題解決を求める意見書


日本郵政による「かんぽの宿」の売却について疑惑が深まっている。総務大臣すら「恣意的」とまで発言しており、日本郵政の入札が公正ではなかった疑いが払拭できない。

「かんぽの宿」は多くの国民が加入している簡易保険によって、その土地建物に対し約2400億円も投ぜられたものであり、それら70施設外が、わずか109億円で売却されようとした経緯は、厳格に解明されなければならない。

よって、国においては、国民に情報が正しく伝わるよう、国会においてしかるべくその場を設けて、早急にこの問題解決を図るよう、強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

   
平成21年3月10日  


秋田県議会議長 大野忠右ェ門   

衆議院議長 河野洋平様
参議院議長 江田五月様
内閣総理大臣 麻生太郎様
内務大臣 鳩山邦夫様
財務大臣 与謝野馨様

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このような意見書が地方議会で採決された例は秋田県だけで、国民新党本部も喜んでいるとのこと。これも県議会に国民新党籍を持つ議員がいればこその結果である。

今後とも国民の財産である郵政関連の施設が不当な価格で大資本に払い下げられないよう一層の監視が必要とされる。
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2009年03月18日

寺田県政最後の県議会

県議会は今月10日に約1ヶ月の議事を終えた。最終日に地域振興局を3局に統合する条例案は否決され、予算案も第3子対策が増額修正されるなど、寺田知事にとって最後の議会は散々な結末であった(もちろん、予想されていたことではある)。

前回の記事で指摘した通り、新知事に任せるべき21年度事業をまるで自分が執行するかのような予算を組んだところに、そもそも無理があったのだ。前鳥取県知事の片山善博氏が言ったように、辞める首長が本格予算を組むことは「マナーとエチケットに欠ける」。寺田知事が行ったことは正に、このマナーとエチケットを軽んじたものであったと思う。

私は3月6日、予算総括委員会の審議で▽成瀬ダムをストップさせる会が監査請求を行ったという事態を受け、国直轄事業における県負担の問題▽学力テスト結果に対する県教委、寺田知事の対応▽秋田中央道(地下自動車専用道)の工事で発生した地盤沈下の補償問題を取り上げ、寺田知事の政治手法を厳しく追及した。また、同10日の最終日は再び成瀬ダムの問題を取り上げ、国直轄事業全般を点検し、不要不急の事業については中止や廃止を含めて国と交渉すべきと提言した。

寺田県政では成し得なかったが、新知事にもこの点を厳しく求めていくことを約束したい。

なお、西松建設の事件に関連して秋田県庁に東京地検が入ったことは、非常に由々しき問題である。これは小沢一郎氏のみならず、寺田知事を巻き込むものとなるのではないかと危惧している。ちなみに、西松建設は秋田県においてこの数年でいくつかの事業を受注している。この内容については詳細が分かり次第、独自に分析して問題点を追及していく。
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2009年03月01日

安田忠彦先生の死を悼む

知人で立派な医師でもあった安田忠彦先生(安田内科医院院長)が2月22日、突然逝く。71歳の若さであった。

安田先生とは昨年の秋、「佳い秋田県知事を選ぶ会」を開くために協議を幾度も重ね、秋田の将来について語り合った仲。「これからは共に秋田のため、大いに行動しよう」と話し合っていただけに突然の訃報に驚き、ここ数日は気落ちしている。しかし、安田先生の分も含めてこの国と故郷の政治に取り組まねばという想いもまた、強くしていかなければなるまいと感じる。

安田先生、安らかに。合掌。
posted by 石川錬治郎 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする