今年は県議としての任期を締めくくる1年。県民・市民の目に見える活動を心がけなければ、と思う。例えば、3月定例会における中心市街地の再開発問題への私の対応については、多くの皆さんから賛同・共感の声を頂いた。良識ある県民・市民は、議員の活動に決して無関心ではないということである。
この時期になると、来年の選挙を意識して集票運動まがいの活動を重視する議員の姿も目につくようになる。聞くところによると、議員の名を冠したゴルフコンペなどもよく開かれ、そこに首長を招いたりするのだという。だが、議員としてすべきことはそうした会に多数を集めて威勢を示し、首長との密接な関係をアピールすることではあるまい。そもそも、議員と首長のこうした慣れ合いが、議会における議論の妨げになっているのではないか。
来る6月定例会では、そうした慣れ合いを背景にした型通りの議論が行われていないか、県民・市民の皆さんはどうかその目で確かめていただきたい。選ばれた議員はもちろん、「有権者の側にも選んだ責任がある」と石川好さん(前秋田美工短大学長/選挙啓発団体・選挙に行こう勢!の代表)も指摘している。議会に足を運び、議員の政治活動をよく見た上で、投票に臨んで欲しいものである。