講師としてお招きした寄本勝美先生は、主に県外の例を挙げながら有料化のメリットについて説明されましたが、基本的には「ゴミをもっと身近な問題として考えなくてはいけない」「有料化は住民の皆さんが議論して決めるべき」「有料化によって得た利益はプールし、分かりやすい形で住民に還元せよ」との立場です。
しかしながら、秋田市の導入は前提となる議論がいかにも足りないように思われます(特に市民レベルではほとんど話し合われていません)。倉田先生、そしてご来場の皆さんが今回の勉強会で提示された疑問点に対し、有料化を推進する市当局がどう答えていくかが問われています。場合によっては、寄本先生がおっしゃった「住民投票」も視野に入れなくてはいけないでしょう。
なお、今回は音響の不調などにより、聞き取りにくい箇所が多数ございました。心よりお詫び申し上げます。次回の勉強会は秋田公立美術工芸短大の前学長、石川好先生をお招きする予定です。※詳細は後ほどお知らせいたします。