2010年11月14日

「ぼく、牧水!」

先日の牧水生誕125周年祭でパネラーを務めた伊藤一彦さんは、私と同じ早稲田大学第一文学部の出身。佐佐木幸綱先生の門下で、「心の花」の同人。現在は宮崎県立看護大学の教授である。その伊藤さんから先日、彼の教え子で俳優の堺雅人さん(やはり早稲田OB)との共著「ぼく、牧水!」を頂戴する。

NHKの大河ドラマ「篤姫」で、篤姫の夫・徳川家定(13代将軍)を好演した堺さんの牧水論は大変面白く、一晩で読了した。短歌に興味のない方にもお奨めしたい1冊である(発行・角川oneテーマ21/2010年刊/820円)。

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2010年11月11日

ヒューマンクラブの思い出

機関誌「原点」を発行するヒューマンクラブが先頃、40周年を迎えた。

参院出馬のため、私が秋田に戻ってきたのは1983年。以来、同クラブの会員であり、古参に属する。昔はよく「原点」に寄稿し、座談会にも出席した。今も思い出深いのはその座談会のひとつで、佐藤敬夫さん(当時は共に浪人中)と語り合ったことだろうか。大変に濃密な内容であったように思う。

当時の編集長・菅禮子さんは五城目の出身。同郷のよしみで私によく声をかけてくださった。その菅さんが原点の思い出をまとめ、「忘れ得ぬ人々」という本を出版された際は、秋田市長として秋田市の将来ビジョンを語った部分を掲載していただいた。

改めて読み直してみると、私もずいぶん意気盛んに市政を担当していたのかが分かり、懐かしさ一入であった。
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2010年11月10日

牧水生誕125年

先月下旬、若山牧水生誕125年祭に参加するため、宮崎県日向市へ。佐佐木幸綱、小嶋ゆかり、伊藤一彦の3氏によるディスカッションが面白かった。

牧水の旅の歌には、よく草木の名前が出てくる。牧水はずいぶん努力をして、草花や木の種類を覚えたのであろう。

300人ほど集まった会場で私は「1首に4種類の鳥が登場する牧水の歌がある。これは大正6年4月、牧水が秋田市で詠んだものである。秋田市の千秋公園にはその歌碑が建っている」と紹介。大きな拍手を受ける。

ちなみにその歌は「ひわ、めじろ、山がら、ひばり鳴きしきり、桜は未だ開かざるなり」というもの。皆さんはこの歌が刻まれた歌碑をご覧になったことはあるだろうか。
posted by 石川錬治郎 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする