統一地方選後、私は敗戦処理もそこそこに岩手県山田町まで救援物資を搬送する活動に携わり(5月/写真1枚目)、宮城〜福島・両県沿岸部の被災状況調査を行ったほか(6月/同2枚目)、福島市や秋田市における反原発デモ・集会に参加(6~9月/同3~5枚目)。早稲田大学の同窓で旧知の間柄であるジャーナリスト・鎌田慧さんの「原発を考えるシンポジウム」(11月/倉田芳浩秋田市議主催・同6枚目)にも出席、日本のエネルギー政策について意見を交換させていただきました。今改めて振り返ってみますと、昨年は実に慌しい1年であったと思います。
そして、3月11日の悲劇に端を発したこれら活動の締めくくりとして、被災地支援に取り組む仲間たちと企画した12月17日の「東日本大震災・被災地支援チャリティー公演〜原荘介&アリエントin秋田」(同公演実行委員会主催)に多くの方にご来場いただき、被災地にいくばくかの義捐金を送ることもできました(併せて秋田市内に避難中の被災者の方々を無料招待。皆さんのご厚情に心より感謝申し上げます)。
今回、我々のお願いに応えてくださった原さんは大館の出身。加藤登紀子さんの師匠として知られるギタリストで、ご両親は岩手県人です。根っからの東北人である原さんは東日本大震災後、日本各地を回って被災地支援のための公演活動を精力的に展開しております。
この秋田公演では原さんの弾き語り、アリエントのギターアンサンブルに地元アマチュア合唱団が花を添え、恥ずかしながら私も原さんの指名で舞台に上がり、ダムに追われて村を離れる人々の悲哀を歌った名曲「湖底のふるさと」を披露。最後は会場が一体となり、原さんとアリエントの伴奏で「秋田県民歌」を大合唱したのも、2011年の印象深い場面となりました。
さて、本題の被災地支援です。秋田県もようやく重い腰を上げ、ガレキの処理に協力することになりましたが、その対応は余りにも遅いと言わざるを得ません。また、その量も少なく、岩手の方々のためにどれほど役立てるのかは怪しいものです。政府と同様、秋田県の震災復興に対する態度も型通りに見えて仕方ありません。国民新党秋田県支部は今後も市民と連携して支援活動を続け、被災地復興への取り組みを強化するよう今後も県と国に対して強く求めて参ります。
なお、2012年は各分野の専門家を招き、勉強会・学習会を積極的に開催していく方針です。ご要望などございましたら、県支部までお寄せください。