2010年08月13日

軍歌と童謡

友人の畑沢三郎さん(御野場在住、秋田地方労事務局長などを歴任)が主催する「童謡・唱歌・抒情歌でつづる戦争と平和のつどい」に参加し、久しぶりにマイクを使わない生の声を出して歌う機会に恵まれる。

畑沢さんの調査によると、私たちが小学校などで歌った童謡―例えば「汽車ポッポ」や「里の秋」などはもともと軍歌、あるいは戦意を高揚させるために作られたとのこと。

確かに「汽車ポッポ」の歌詞「ぼくらを乗せて〜」が「兵隊さんを乗せて」、「鉄橋だ、鉄橋だ、楽しいな」が「兵隊さん、兵隊さん、万々歳」が元だったとは、私は想像すらしていなかった。

また、抒情的なメロディが特徴の「里の歌」は、今はもう歌われていない4番の歌詞があるという。それは「大きく、大きくなったら、兵隊さんだよ。うれしいな。ねえ、母さんよ。僕だって必ず、お国を守ります」というもの。

慣れ親しんだこれらの歌の元がこうだと聞いて、驚かれる方も多いのではないだろうか。しかし、これはほんの一例に過ぎない。

畑沢さんの話を聞き、私は日本の文化や芸術(特に音楽)のいい加減さについて、改めて考えさせられた。戦争期から戦後にかけて、権力者は巧みにこのような「すり替え」「差し替え」が行われ、誰も問題にしてこなったのである。

畑沢さんはひとつの市民文化運動とでもいうべきこの活動を多くの人々と共に、歌い楽しながら日本文化・芸術の浅薄さを浮き彫りにして見せていると思う。

8月になるとマスコミは型通りに「平和と戦争」を取り上げているが、深い意味はほとんどない。もちろん、8月だけが戦争や平和を考え、語るときではないのである。

※畑沢さんの活動に興味をお持ちの方は、018・839・7313にお問い合わせを。


posted by 石川錬治郎 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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