両地区では年輩の女性たちが選挙カーに駆け寄り、若輩者の私を叱咤激励。ある集落では女性が「この辺りには選挙カーが滅多に来なくなった」と嘆き、「何だか選挙らしさがないね」との感想を口にされた。確かに効率優先の街宣活動を行うとなれば、人口密度の低い周辺部を回って候補者の声を届けるのは後回しになるのかもしれない。
期間・時間に制限のある選挙運動の場合、止むを得ない面があるだろう。しかし、地方行政が効率のみを追求することは許されない。私は農業こそが秋田再生の切り札と考えるひとり。農村部を見捨てたとき、秋田は本当に消滅に向かうと危惧している。その思いを伝えながら両地区の皆さんに別れを告げ、選挙カーは再び市街地へと進んだ。
なお、本日午後は茨島地区を経て、雄和・河辺地区を遊説する予定である。