2015年04月14日

ご報告

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選挙結果については既に報じられている通りである。投票率も、残念なことにまた低下した。ただ、前回の立候補者は19名、今回は16名。それぞれが選挙戦を通じて有権者に浸透を図ったことにより、減少幅を小さくすることができたのかもしれない。

いずれ、私は大幅な出遅れを挽回するには至らなかった。それでも、前回比500票程度の目減りにとどまった。開票を見守っていたスタッフらは「草の根でここまで健闘できたら満足」と運動を総括し、駆けつけてくれた支援者の皆さんも「もう少し時間があれば当選圏に手が届いただろうに」と悔しがった。しかし、結果は結果。厳粛に受け止めたい。

私は今回の選挙を最後の戦いと位置付け、特に投票行動の呼びかけに重点を置いた。そして、議員としての最後の取り組みとして議会改革を掲げて挑んだ。当選は叶わなかったが、その実現のために一市民として取り組めることはまだあるはず。今後も現役の政治活動者として言うべきことを言い、やるべきことをやるしかない。

それが、私の訴えに応えてくださった皆さんへの恩返しだと思う。この秋田の政治土壌を耕し、希望の種を播くために引き続き努力したい。私のこれからの活動について、具体的な提案などを頂戴できれば幸いである。

なお、今月19日には秋田市議会議員選挙が告示される。投票日は同26日。県議議会議員選挙と同様、地域の将来を決める大事な選挙である。どうか、投票で明日の秋田を選択していただきたい。繰り返しになるが、有権者の皆さんの「変えよう」という強い意思は議会を変える原動力となる。

投票を棄権しないよう、重ねてお願い申し上げる。
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2015年04月11日

最後の更新

最後の街頭活動を終え、保戸野の事務所に戻った。この選挙期間、これが最終の更新となる。

今回、選挙区内を回った感触は悪くない。同世代の皆さんの声援は私を奮い立たせ、若い人たちが私の訴えに反応してくれたのも励みとなった。もっとも「投票に行こう!」という呼びかけを行うのが精いっぱいで、政策面でのアイディアを具体的に提示する機会はあまりなかった。それが心残りといえば心残りである。

だが、議論なくしてこの秋田県の再生は始まらない。私がこれから取り組むべき最大の課題は、調和という名の馴れ合いが蔓延した秋田の政治土壌を改良し、次の世代に手渡すこと。人口減の防止策や地場産業の振興策などは、議員ならずとも真剣に考えて取り組むのが当然。声高に「私はやります」と訴えるまでもない。

さまざまな策を講じて秋田再生を図るにしても、議論もないまま進めたならば、失敗に終わるのは目に見えている。例えば「エリアなかいち」。県議1期目、私は美術館移転を軸とする計画に大きな不安を感じ、見直しを求めた。しかし、過半数を占める与党会派は反対の声を押し切った。なぜ、徹底的に議論できなかったのかという悔しさを未だ拭えずにいる。

有権者の皆さんが「誰が議員になっても同じ」と考えるように、県議会にも「何をやっても同じ」という諦めはなかったのだろうか。結果、エリアなかいちは県民の多くが危惧した通り軌道修正を余儀なくされ、再起を図っている。むしろ、それを予見できなかったのは行政当局と議会のみ、というのが大きな問題だろう。

そんな県議会に喝を入れるためには、有権者の皆さんがこの選挙で怒りを示すしかない。「議会にはもう期待できない」などと諦めないでほしい。変えようと強く願い、投票行動を起こせば必ず変わる。そして、明日は秋田の進む道が示される運命の日。皆さんの間違いのない判断を期待しながら、私は静かに審判のときを待とうと思う。

最後に、私の挑戦をバックアップしてくれた事務所のスタッフや仲間たち、支援者の皆さんに心から感謝を申し上げたい。9日間の草の根運動、ご苦労様でした。至らぬ点だらけの候補者を最後まで支えてくれて本当にありがとう。皆さんの努力に応え、必ずや秋田の政治土壌を改良して希望の種を播いてみせます。

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妻と投票所へ

選挙9日目。運動はついに最終日を迎えた。反応は尻上がりに良くなってきたと感じる。ただし、スタートダッシュで出遅れたこともあり、浸透はまだまだ十分とはいえない。最後の戦いで悔いを残さないよう、今日は出発前に遊説スタッフが集まって街頭宣伝のスケジュールを再確認、効果ある遊説を目指す。

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朝はまず、いつものように辻立ちから開始、その後は市内の要所を回って支持を訴えた。午後は妻・泰代を伴って秋田駅東西連絡通路に設けられた期日前投票所を訪れ、夫婦揃って投票を済ませる。さらに駅西口で演説。「投票所入場券がなくても、有権者名簿に名前があれば期日前投票はできます」などとアナウンス、道行く皆さんの投票行動を促す。

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次に目指すのは、やはり期日前投票所がある御所野の大型商業施設。ここでも同じく、買い物中の有権者の皆さんに投票を放棄しないようお願いしつつ、私が選択に値する候補者のひとりであることを強くアピールする予定。なお、本日は選挙区外から頼もしい助っ人が応援に駆けつけ、市内各所を回って支援を要請中。合流でき次第、2人で街頭から「投票に行こう!」と呼びかけたい。
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2015年04月10日

手応え

選挙8日目。運動は残り2日、私が街頭から訴えることができるのは実質24時間。残された時間を有意義に使わなくてはならない。

本日は地元・保戸野地区の街頭に立ち、投票の呼びかけを行った後、徒歩で一帯を回る。その後、市南部へ向かい、わざわざ集まってくれた支援者の皆さんに協力をお願い。さらに、選挙カーは市北部から市中央部、市西部と巡回。道すがら多くのかたがたと握手して語り合い、県政に対する要望などを受け取る。

私の街頭活動への反応は上々、前回よりも確かな手応えを感じている。だが、マスコミ関係者や選挙慣れしている事務所スタッフの見方は厳しい。出馬表明は告示の2週間ほど前、正にギリギリのタイミング。告示後はがむしゃらに走り回っているけれども、十分に準備が整わないまま選挙戦を迎え、他候補者を後から追いかける立場であることを改めて肝に銘じる。

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時間が足りないことは承知の上。それでも立候補を決意したのは、有権者の皆さんに訴えたい重要なテーマがあるからにほかならない。今回、その思いを「投票に行こう!」という短いメッセージに託しているが、本質は自治の復権。すなわち、「民意を示して自治を県民の手に取り戻そう」ということ。最終局面で出遅れを挽回し、そのために働きたい。

投票率も、ただ上がれば良いというものではない。上意下達で所属する組織の決定に従うのではなく、有権者それぞれが自ら考えてこの街の未来を選ぶことが何よりも重要。信念を持った候補者、問題意識の高い候補者、臆せず戦う候補者を議員にできれば、「いったい議会は何をやっているのか」という不満の声はなくなるはず。私はそう信じている。

投票日は4月12日。どうか、秋田の将来のために良き選択をしていただきたい。
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侃々諤々

投票率をいかにして上げるか、街頭宣伝を終えてから事務所スタッフとその策を練る。

「単独では限界がある。投票率の低下を憂うほかの候補者たちに声をかけ、賛同者全員が1ヵ所に集まって有権者に投票の重みをアピールするのはどうか」「過去に例がないこと。打診する価値はあると思う」「それは公職選挙法に触れない運動なのか。まずは選挙管理委員会に問い合わせるべき」「既に選挙は終盤、大事な街頭宣伝のスケジュールを変えてまで参加する候補者はいない。呼びかけがあまりにも遅すぎる」。

侃々諤々、話し合いは深夜に及ぶ。我が陣営は常に真剣、議論を好む。願わくば、この空気を県議会に持ち込みたい。
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2015年04月09日

ゴール目指して

選挙7日目。運動はいよいよラストスパート。

ご存知とは思うが、同じ秋田市全域が選挙区であるにもかかわらず、衆議院議員選挙の期間は12日、県議会議員選挙の期間は9日、市長選挙と市議会議員選挙は7日とそれぞれ異なる。市長選挙であれば明日が運動の最終日に当たるが、県議会議員選挙は残り3日。長丁場の選挙は、緊張感を保つのがなかなか難しい。

ところで、昨日は嬉しい出来事があった。遊説中、通行中の女性に「れんじろうさんのファンです」と声をかけられ、「投票率が心配です。どうか投票を棄権しないでください」とお願いしたところ、「もう期日前投票を済ませました」とにっこり。最後の「れんじろうさんにちゃんと入れましたよ」のひと言に感激、謝意を伝えた。

地元紙の報道によると、期日前投票の状況は前回よりも好調らしい。ただし、それが投票日当日の投票行動を促すとは限らない。私がマイクを通じて皆さんに訴えられる時間は残りわずか。緊張の糸が切れないよう気を引き締め、「選挙で民意を示そう」と声を張り上げ、ゴールを目指してひたすら前に進むしかない。

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2015年04月08日

選挙戦終盤へ

選挙6日目。街頭での訴えが可能なのはあと4日。選挙戦はいよいよ終盤に入った。私が心配しているのは、やはり投票率。有権者の皆さんに投票を棄権しないよう呼びかけるため、事務所スタッフが昨夜のうちに「投票に行こう!」と印刷した垂れ幕を作成。今朝の辻立ちからさっそくフル活用している。

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投票率低下に歯止めをかけるため、選挙管理委員会などが候補者それぞれに投票呼びかけのノボリなどを託し、選挙運動の際に掲示してもらうという取り組みがあってもいいのでは。もちろん「べからず集」と揶揄される公職選挙法の見直しも必要。買収供応など不公正な運動を防ぐのが同法のそもそもの目的と思うが、もはやカネで票を買う時代ではない。

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本日はその後、牛島地区などを経由して上北手地区へ。農作業中の皆さんに投票を呼びかけつつ、要所要所で選挙カーを停めて地元のかたがたと意見交換。それにしても、農村部を回ると何故か心が落ち着く。おそらく、故郷・五城目杉沢のイメージが重なるからであろう。農村は秋田の原風景。何としても守りたい。

最近は交通量の多い場所での辻立ち、農村部の集落訪問が運動の主体。それぞれの地域の特性を考えて、このスタイルに落ち着いた。投票の呼びかけが中心だった演説の内容も、選挙戦終盤を迎えて見直し、より積極的に支持を訴えていくつもり。皆さんとの約束を果たすため、石にかじりついてでも議席を獲得せねば、と自らを奮い立たせる。
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2015年04月07日

長寿社会

平成17年、河辺・雄和町は秋田市に編入合併。それを機に、秋田市河辺地区・同雄和地区となった。私が秋田市長だった当時、河辺・雄和両町はその特色を生かして自立するのがベストと考えていたこともあり、合併に向けた協議はまだ始まっていなかった。秋田市が両町の吸収に向けて大きく舵を切ったのは私の辞任後、佐竹市政になってからである。

秋田市への編入に際して、両町当局は「寄らば大樹の陰」と説き、「このままでは町財政がもたない」と町民の不安を煽ったようだ。しかし、実際のところ両町民にとってそれが最良の選択だったのかどうか。編入合併から10年が経った今、県都の周辺部として市当局に扱われ、町制時代の独自色もどんどん失われているようにも見える。

本日午後、選挙カーで回ったのはその河辺地区。これまでの選挙で訪れたことのない集落ばかりである。私が秋田市長だった頃は独立した別の町だったため、過去2回の県議選では「縁遠い地区」と思い込んでいた。しかしながら、多くの方が珍客に等しい私たちを歓迎してくれ、あまりの反応の良さにウグイス嬢も驚くほど。変化を求める思いはどこも同じなのだ、と確信する。

その後、遊説隊は市東部へ。ある老人福祉施設を訪ねると、理事長を務める友人が出て来て「いろいろ頼まれているけれども、今回はあなたを全力で応援するよ」と私に耳打ち。また、広面地区では遊説中に古くからの支援者と出会い、一帯の選挙情勢などを事細かに教えていただく。地域に密着したこの種の情報は、やはり年輩のかたでないと分からないものだ。

ちなみに、県議選秋田市選挙区に立候補している16人の中で、最高齢は75歳の私。出馬するにあたって周囲に相談したところ、「年齢がマイナス材料になるのではないか」という意見がずいぶんあった。「もう引退してもいい歳だろう」。今だからいえるが、そうした言葉に少なからず決意がぐらついたのも事実である。

だが、覚悟を決めて立候補を表明した後、同世代からは「石川さんの頑張りは私たちの希望だ」「若い候補予定者の主張を聞くと、暗に年寄りの退場を求めているような気がして、演説会では身の置きどころがない。あなたが立ってくれて良かった」「出馬表明をずっと待っていた」「高齢者の思いを代弁してくれ」などの声が次々と寄せられた。

長寿は悪いことではないし、高齢者の社会参加もむしろ歓迎すべき。老いも若きもいっしょになり、互いを補完してはじめて共生社会は実現するはず。年寄りに何ができる、と自嘲することなかれ。我われはまだまだ現役、若い人たちと共にバリバリ働ける。今回の選挙戦で、それを示すことも大事だと痛感した次第。

本日も夜8時まで宣伝活動を精力的にこなし、保戸野原の町の選挙事務所に無事帰還。明日は朝から新国道に立ち、投票行動の重要性を有権者の皆さんに呼びかけた後、上北手方面に向かう予定となっている。選挙戦は残り4日間。最後の最後まで戦い抜くためにも、栄養と睡眠はたっぷりとらねばなるまい。

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効率追求の功罪

選挙5日目。投票日の4月12日まで残り5日、運動は折り返し地点を迎えた。本日はまず、昨日の約束を果たすべく、市北部地区の医療施設を訪問し、お集まりいただいた職員の皆さんの前でお話をする。反応は予想していた以上に良好、幸先の良いスタートを切れたことに感謝。その後、遊説隊は追分・金足地区を重点的に回る。

両地区では年輩の女性たちが選挙カーに駆け寄り、若輩者の私を叱咤激励。ある集落では女性が「この辺りには選挙カーが滅多に来なくなった」と嘆き、「何だか選挙らしさがないね」との感想を口にされた。確かに効率優先の街宣活動を行うとなれば、人口密度の低い周辺部を回って候補者の声を届けるのは後回しになるのかもしれない。

期間・時間に制限のある選挙運動の場合、止むを得ない面があるだろう。しかし、地方行政が効率のみを追求することは許されない。私は農業こそが秋田再生の切り札と考えるひとり。農村部を見捨てたとき、秋田は本当に消滅に向かうと危惧している。その思いを伝えながら両地区の皆さんに別れを告げ、選挙カーは再び市街地へと進んだ。

なお、本日午後は茨島地区を経て、雄和・河辺地区を遊説する予定である。

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2015年04月06日

花も選挙も

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遊説隊は山王・保戸野地区を回った後、秋田市北部の田園地帯・上新城地区に向かう。私たちの選挙カーに手を振る人を幾人も見つけるなど、同地区有権者の反応は極めて良好。その中に畑仕事中の知人の姿を発見した私は、選挙カーを停めて思わず駆け寄る。昨日の雨のことをすっかり忘れ、革靴が泥だらけになるも、久しぶりの再会を大いに喜ぶ。

花き栽培農家の知人曰く。「花を育てるのは手がかかる。けれども、それは選挙も同じはず。最後の最後まで手を抜かずに頑張るように」。まったくおっしゃる通り、秋田の政治に改革という大きな花を咲かせるため、悔いを残さないよう全力で戦うしかない。気合いを入れ直すと共に、秋田県の基幹産業である「農」の将来のためにもうひと働きしなければならない、との思いを強くする。

さらに市北部で演説中、ある医療施設の理事長から「あなたを職員たちに紹介したい。後で来てくれないだろうか」というありがたい申し出を頂戴し、「明朝さっそくおうかがいします」と約束。農作業が始まった秋田の田園風景の美しさを再確認すると同時に、嬉しい出会いの多い1日であった。
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試行錯誤

選挙4日目。今日は朝の通勤時間帯に合わせ、事務所のスタッフらと辻立ち。徒歩、自転車のかたに生の声で投票を呼び掛ける一方、自動車のドライバーの皆さんには手を振り、県議会議員選挙が始まっていることをアピールする。実は昨日、秋田駅東西連絡自由通路「ぽぽろ〜ど」の期日前投票所で受付状況を聞いたのだが、雨のせいか出足は思わしくないとのこと。投票率のさらなる低下を懸念し、私たちにできることを即行動に移した次第。

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さて、今回の選挙戦では「地方議会を変えるため、有権者の皆さんも意識を変えて欲しい」と訴えている。これを踏まえ、自身の選挙運動も見直さなければなるまいと考えた。いわゆる連呼を極力控えるつもりだったが、「選挙カーに連呼は付きもの。それが選挙ムードを盛り上げているのも事実。気持ちは分かるが、独りよがりになってはいけない」とのご指摘を頂戴した。有権者の望む運動のスタイルはさまざま。私たちの草の根選挙は試行錯誤の連続だ。

ただ、事前に決めたルートを時間通りに走り、候補者の名前を繰り返し叫ぶだけの選挙運動は避けたいと思う。幸い、交代で乗り込む3人のウグイス嬢のうち2人は、参院選・秋田市長選以来のお付き合いとなる百戦錬磨のベテラン、今回が初めての乗車となる1人も大変に研究熱心。臨機応変に対処できるのが強みだ。また、知人から紹介された運転手さんもたまたま以前からの知り合いで、私の意をすぐさま察して迅速に動いてくれる。正に最強の遊説隊である。

今後、選挙区外の仲間たちが私の応援演説にかけつける予定。一丸となって有権者の皆さんに自治の重要性を街頭で訴え、投票率のアップに少しでも貢献できればと思っている。
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2015年04月05日

スタッフ奔走す

選挙3日目、本日も昼頃からあいにくの雨。遊説中、ポスターがはがれてしまった箇所をある地区で立て続けに見つけ、事務所の運営を手伝うスタッフが総出で点検に走る。掲示板の数は選挙区内に637ヵ所、当該地区だけで100ヵ所以上。それでも夕方までに無事バックアップを済ませる。一昨日の雨と強風が原因だろうが、スタッフの奔走で事なきを得た。

我が陣営は少数精鋭。慌てて探した事務所の広さはわずか7坪、各種OA機器や選挙運動に必要なツール・資材は十分とはいえず、選挙事務所に付きものの大看板すらない。電話による投票の呼びかけも支援者らがそれぞれ自宅でこなす、正に手弁当のボランティアによる草の根選挙運動。ないもの尽くしで苦労も多いが、事務所に出入りする仲間たちの結束は固い。

平成元年、初めて秋田市長選挙に挑んだときも、同様の草の根選挙を余儀なくされた。当時の私は40代後半。資金も組織もなく、周囲からは「無謀だ」と言われた。それでも、市政を市民の手に取り戻したいという一心で立候補を決意した。結果は僅差での敗北。しかし、覚悟を決めて仲間たちと踏み出したその小さな1歩が、翌年春の奇跡的な勝利につながった。

1回目の市長選から26年余。後期高齢者となった今も気力・体力は十分、地方政治に対する私の思いや熱意、覚悟に何ら変わりはない。そして、県政を県民の手に取り戻すこの春の戦いを、市長選当時の仲間たちが陰になり日向になり支えてくれる。さらにその後の選挙や社会活動を通じて交流を深めた新たな仲間たちも加わり、煩雑な仕事を黙々と片付けてくれる。候補者冥利に尽きる、といっても過言ではあるまい。

彼らの苦労に報いるためにも、私は最後の戦いに勝利しなくてはならないと思う。

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2015年04月04日

御所野との縁

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選挙2日目。昨日とは打って変わっての好天に恵まれ、意気揚々と選挙カーを走らせる。本日の遊説ルートも昨日同様、住宅街を避けて集客力のある施設の周辺を回るのがメイン。「選挙カーが近くを通ったら、すぐにも家の外に飛び出すつもりで待ち構えている。我が町内にはいつ来るのか」との問い合わせも頂戴しているが、これまでとは違う考え方で運動を進めようというのが今回の基本方針。何とぞご理解を賜りたい。

もっとも、本日ある商業施設の近くで演説を始めたところ、通りかかった年輩の支持者のかたにこう言われた。「あんたの思い、俺たちはちゃんと分かっている。ここで長々と演説をして時間を浪費する必要はないから、他を回って票を稼いでこい。今回は絶対いけるぞ」。選挙カーの運行スタッフ一同、恐縮するやら苦笑するやら。お言葉に甘え、次の演説予定場所・御所野を目指した。

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秋田市の新副都心・御所野は、私にとって縁の深い地区のひとつ。私が秋田市長に就任して間もなく本格的に整備がスタートし、全国に先駆けて誕生した公立の中高一貫校・御所野学院も私の任期中に立案・実現したもの。創立10年ほどで東京大学の合格者を出し、これからが期待される学校である。にもかかわらず、近年は志願者が減少傾向にあると聞いた。その将来性をアピールし、生徒たちのポテンシャルを引き出すためのアイディアが求められている。

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さらに、本日は私の推薦人になってくれた谷京子さんが主宰する朗読の会のイベントにも立ち寄り、来場者の皆さんとしばし歓談。多くのかたから「頑張れ」と励まされる。谷さんの会のイベントは朗読に音楽や伝統芸能、写真のスライドショーなどをミックスしたユニークな試みが特徴で、回を重ねる毎にファンが増えている。自らの限界を決めつけず、新しいことに挑戦し続ける谷さんたちの姿勢を見習いたいもの。

話は変わるが、2種類を用意した選挙ポスターへの反響が意外に大きい。共に「投票に行こう」と呼びかける内容で、イラストを使ってそれを表現したつもり。「何かと思って立ち止まってしまった」「顔と名前が強調されたポスターが多い中で目立っている」「石川さんの思いが伝わってきた」などなど、頂戴した感想のすべてが肯定的。選挙を手伝ってくれる知人からは「女性候補3人(のポスター)に囲まれるとはクジ運がいい」とも言われたが、これはおそらく冷やかしだろう。

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いずれ、残る選挙期間も辻立ちの演説を中心に投票の呼びかけを行う予定である。明日からは市役所分館に続いて市内計8ヵ所で期日前投票が始まる。どうか投票所入場券を持って足を運んでいただきたい。期日前投票を受け付ける場所は昨日の投稿で紹介済み。投票所の一覧を参考にぜひ投票を。
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春の嵐

4年ぶりの選挙運動は、春の嵐の中でのスタートとなった。初日は、スーパーや公共施設などがあるエリアを中心に回る。雨の中での街頭宣伝活動、ずぶ濡れになって「投票所に足を運んで欲しい」と道行く有権者の皆さんに訴える。時には傘が壊れるほどの強風が吹きつける悪天候だったけれども、足を止めて私の主張に耳を傾けてくださる方が少なくなかった。感謝。

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ところで、期日前投票が本日から始まった(投票日前日の11日まで)。近年は投票日前に投票を済ませるかたが増えているという。投票率を上げるカギは、この制度を積極的に利用してもらうことにあるのかもしれない。

以前とは異なり、投票当日の行楽なども期日前投票の理由として認められる。また、投票所入場券(選挙ハガキ)がなくとも、秋田市の選挙人名簿に登録されているかたは投票ができる。是非とも投票場に足を運んでいただきたい。

なお、期日前投票を行える期間と場所は以下の通りとなっている。


▽4月4日〜11日
  ・秋田市役所分館4階
     (午前8時30分〜午後8時)

▽4月5日〜11日
  ・北部市民サービスセンター
  ・西部市民サービスセンター3階
  ・河辺市民サービスセンター2階
  ・雄和市民サービスセンター
  ・岩見三内連絡所
  ・大正寺連絡所
     (以上、午前8時30分〜午後5時)
  ・秋田駅東西連絡自由通路ぽぽろ〜ど
  ・イオンモール秋田3階
     (以上、午前10時〜午後8時)
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メールを頂戴する

告示後、秋田市内の有権者の方からメールを頂戴した。内容を要約すると、投票率の低下を懸念する意見であった。やはり、選挙離れについて問題意識をお持ちの方は少なくないようだ。しかしながら、いかにして投票率を上げていけばいいのか。私はこれまでも選挙の重要性を訴えてきたし、今回は選挙権の行使をメインテーマに出馬を決意した。それでも、投票率という数字で成果を上げるのは容易ではないと覚悟している。

そもそも、選挙でベストの選択ができるケースなど稀だろう。では、せめてベターを選ぶしかない。それが叶わなければ白票という選択もあるはず。とりあえず、投票所に足を運んで権利を行使することが大事なのだ。しかし、それを分かりやすくお話したい・・・と気負うほど、言葉が出てこない。熱が入るほど、演説が空回りする。もしかしたら、説教臭くなっているのではないか。そんな不安もある。選挙は幾度も経験しているが、思いを伝える難しさを常に感じる。

選挙運動ができるのはあと8日間。日々、反省しながら前に進みたい。今後の活動について、皆さんの忌憚ないご意見をお待ちしている。
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2015年04月03日

いざ決戦

秋田県の未来を決める選挙が始まった。今回、私がもっとも訴えなくてはいけないと思うテーマは、「選挙権を行使していただきたい」ということである。もちろん、雇用の創出や若者の定着、農林水産業の支援、地場経済へのテコ入れなど、喫緊の課題は山積している。しかし、県の示す対策を満足に検証・議論できていない現状で、どうしてこれらの難問を解決できるのだろうか。

今、世の中には政治的無関心が広がっている。投票率は下がり、立候補しようという若者もなかなか出てこない。有権者の2人に1人が投票を棄権し、無競争で議員が決まる選挙区さえ珍しくない。秋田は今、危機的状況にある。それは少子高齢化や人口流出、景気の低迷だけではない。政治的無関心によって失われつつある自治の精神もそうだ。

最後の戦いに臨むに当たり、私は2種類の選挙ポスターを作った。どちらにも「選挙権を行使し、自分たちの未来を選ぼう」というメッセージを込めている。告示の朝の出陣式では、秋田市の第一助役として私の市政運営を支えてくれた土田康雄さんがマイクを握り、私の思いやこれまでの取り組みについて熱く語ってくれた。ありがたいことである。

4年間で私にできることは限られる。悔しいけれども、それは認めざるを得ない。そして、秋田が抱える課題の多くは一朝一夕で解決できるものでもない。しかし、皆が皆「どうせ無理だ」と思ったら克服のスタート地点にも立てない。諦めこそが、秋田衰退の元凶だと私は考える。与党が圧倒的多数を占める県議会に諦めの念はなかったのか、しっかり議論してきたのか。多くの県民は疑問を抱いている。

そんな県議会の体質を変え、次の世代に何を手渡すかが、私が取り組まなくてはならない最大にして最後の使命である。県議会を変えるために皆さんにも変わっていただきたい。どんな県議会にするかは、皆さんの判断にかかっている。地方と自治の復権はそこから始まる、といっても過言ではない。

人類は道具を使って進化した。そして今、私たちの手には「投票券」という道具がある。その道具を放棄することなく、皆さんが自ら秋田の未来を切り開いていくことを心より願っている。


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2010年09月17日

民主党代表選の結果を受けて

民主党の代表選挙は、菅氏が勝利。私はマスコミに対し、以下のコメントを発表した。

「基本的にはほかの党の党首選挙なので、誰が党首になろうと我々には影響はない。連立政権のパートナーとしては、亀井前代表と菅首相の約束がある。これを踏まえ、郵政関連法案を最優先で通していただきたい。また、民主党が国政選挙で国民に示したマニフェストを実現するため、菅首相にはリーダーシップを発揮し、改革を進めて欲しい。特に、地方に権限を移すということに菅首相は消極的に見えるので、国の官僚の抵抗を排して政治主導で実現することを期待したい。」

なお、この代表選挙をめぐって不正投票の疑惑が浮上、民主党県連に設けられた地方選管の告発の行方が全国ニュースになった。私にその詳細は分からないが、友党のことでもあり気にかかる。早急に問題を整理、内部の軋轢を解消していただくことを願っている。
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2010年08月13日

軍歌と童謡

友人の畑沢三郎さん(御野場在住、秋田地方労事務局長などを歴任)が主催する「童謡・唱歌・抒情歌でつづる戦争と平和のつどい」に参加し、久しぶりにマイクを使わない生の声を出して歌う機会に恵まれる。

畑沢さんの調査によると、私たちが小学校などで歌った童謡―例えば「汽車ポッポ」や「里の秋」などはもともと軍歌、あるいは戦意を高揚させるために作られたとのこと。

確かに「汽車ポッポ」の歌詞「ぼくらを乗せて〜」が「兵隊さんを乗せて」、「鉄橋だ、鉄橋だ、楽しいな」が「兵隊さん、兵隊さん、万々歳」が元だったとは、私は想像すらしていなかった。

また、抒情的なメロディが特徴の「里の歌」は、今はもう歌われていない4番の歌詞があるという。それは「大きく、大きくなったら、兵隊さんだよ。うれしいな。ねえ、母さんよ。僕だって必ず、お国を守ります」というもの。

慣れ親しんだこれらの歌の元がこうだと聞いて、驚かれる方も多いのではないだろうか。しかし、これはほんの一例に過ぎない。

畑沢さんの話を聞き、私は日本の文化や芸術(特に音楽)のいい加減さについて、改めて考えさせられた。戦争期から戦後にかけて、権力者は巧みにこのような「すり替え」「差し替え」が行われ、誰も問題にしてこなったのである。

畑沢さんはひとつの市民文化運動とでもいうべきこの活動を多くの人々と共に、歌い楽しながら日本文化・芸術の浅薄さを浮き彫りにして見せていると思う。

8月になるとマスコミは型通りに「平和と戦争」を取り上げているが、深い意味はほとんどない。もちろん、8月だけが戦争や平和を考え、語るときではないのである。

※畑沢さんの活動に興味をお持ちの方は、018・839・7313にお問い合わせを。
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2010年07月13日

参院選の結果を受けて

参院選は与党の敗北という結果に終わる。とりわけ、我が党は比例で1議席も獲得できず完敗。敗因の分析は綿密に行う必要がある。党の選挙戦略や主要スローガンの効果、運動主体(党及び郵政関係団体)の在り様についても厳しく点検しなければならないのは確か。
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2010年06月22日

菅内閣の命運握る消費税

菅内閣の最大のポイントは、消費税率を上げることだというのが多くの国民にも分かってきたようだ。「与野党協議の上で」と断りは入れているものの、現行の5パーセントの倍、10パーセントまでアップしようという意図は見え見えだろう。

民主党は昨年、衆院選のマニフェストに「消費税を4年間値上げしない」と明記していた。我が国民新党の亀井静香代表は「仮に消費税率を上げるのならば連立離脱も辞さない」と強硬に反対。与野党協議そのものにも極めて批判的である。

増税を安易に提起したことにより、参院選で国民から致命的な反発を浴びるような気がしてならない(事実、菅内閣の支持率は大きく下落している)。消費税率を云々する前に、国民福祉のために政治がすべきことは山ほどあるはずだ。

この件については、我が県支部の推す鈴木陽悦候補にも強く申し入れ、応援演説の中でも強く訴えていく。消費税の税率を上げることを前提とした議論に、我が党が加わることはない。これは亀井代表、そして石川れんじろうの皆さんに対する約束である。
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