2012年01月02日

2012年を迎えて

ご無沙汰しております。

統一地方選後、私は敗戦処理もそこそこに岩手県山田町まで救援物資を搬送する活動に携わり(5月/写真1枚目)、宮城〜福島・両県沿岸部の被災状況調査を行ったほか(6月/同2枚目)、福島市や秋田市における反原発デモ・集会に参加(6~9月/同3~5枚目)。早稲田大学の同窓で旧知の間柄であるジャーナリスト・鎌田慧さんの「原発を考えるシンポジウム」(11月/倉田芳浩秋田市議主催・同6枚目)にも出席、日本のエネルギー政策について意見を交換させていただきました。今改めて振り返ってみますと、昨年は実に慌しい1年であったと思います。

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そして、3月11日の悲劇に端を発したこれら活動の締めくくりとして、被災地支援に取り組む仲間たちと企画した12月17日の「東日本大震災・被災地支援チャリティー公演〜原荘介&アリエントin秋田」(同公演実行委員会主催)に多くの方にご来場いただき、被災地にいくばくかの義捐金を送ることもできました(併せて秋田市内に避難中の被災者の方々を無料招待。皆さんのご厚情に心より感謝申し上げます)。

今回、我々のお願いに応えてくださった原さんは大館の出身。加藤登紀子さんの師匠として知られるギタリストで、ご両親は岩手県人です。根っからの東北人である原さんは東日本大震災後、日本各地を回って被災地支援のための公演活動を精力的に展開しております。

この秋田公演では原さんの弾き語り、アリエントのギターアンサンブルに地元アマチュア合唱団が花を添え、恥ずかしながら私も原さんの指名で舞台に上がり、ダムに追われて村を離れる人々の悲哀を歌った名曲「湖底のふるさと」を披露。最後は会場が一体となり、原さんとアリエントの伴奏で「秋田県民歌」を大合唱したのも、2011年の印象深い場面となりました。

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さて、本題の被災地支援です。秋田県もようやく重い腰を上げ、ガレキの処理に協力することになりましたが、その対応は余りにも遅いと言わざるを得ません。また、その量も少なく、岩手の方々のためにどれほど役立てるのかは怪しいものです。政府と同様、秋田県の震災復興に対する態度も型通りに見えて仕方ありません。国民新党秋田県支部は今後も市民と連携して支援活動を続け、被災地復興への取り組みを強化するよう今後も県と国に対して強く求めて参ります。

なお、2012年は各分野の専門家を招き、勉強会・学習会を積極的に開催していく方針です。ご要望などございましたら、県支部までお寄せください。
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2011年05月13日

被災地支援に向かう

選挙後の事務処理や県支部移転のメドがつき、津波被災地を仲間たちと訪問するという願いが春の連休中(5月4日)にようやく叶った。被災状況は各種メディアを通じてある程度承知しているつもりだったが、宮古〜三陸間を結ぶ自動車専用道を降りた途端に広がる惨状を目の当たりにし、一同は車内で唖然とする。

今回、我々が支援物資を届けたのは三陸の山田町。皆さんもご承知の通り、今回の震災で壊滅的被害を受けた自治体のひとつである。

同行してくれた仲間のひとりと旧知の間柄である町長が温かく我々を出迎えてくれたばかりでなく、現地の状況を丁寧に説明してくださった。現在、山田町では1000人近い死者と行方不明者が出ており、復旧・復興の道筋は未だ見えないとのこと。町長は「地元は地元として最大限努力し、再生策を提案していく。一方、政府も地元を超えた立場で復興策を大胆、かつスピーディーに示してほしい」と要望していた。国民新党も与党の一員として、地元の実情を十分に踏まえた上で、復興の手立てを具体的に提示していかなければなるまい。

以下、山田町で撮影した写真を何点か紹介したい。

震災から2ヵ月が経過したにもかかわらず、行方不明者の捜索、ガレキの片付け、被災者のケアで手一杯という印象を受けた。地元住民、自治体職員、自衛隊員、ボランティアの努力にも限界はある。国家としての手厚い支援体制が必要だ。今回はまた、地元の考えや対策の範疇を超えたエネルギー政策、さらには日本全体の社会・文化の再構築を政治の場でしっかり議論すべき―との思いも強くした。

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2011年03月16日

お見舞い申し上げます

東日本大震災により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。石川れんじろうは国政与党に所属する議員、そして水害対策の研究者として県内の避難所などを視察する一方、人命救助と復興に全力を尽くすよう国に強く要望しているところです。また、党本部も地震発生直後から具体的な方策を政府に進言しており、今月13日は菅首相に対して4項目の緊急提言を行いました。その概略は以下の通りです。

・災害対策本部には各党から参画させ、挙国体制をつくること。
・救援自衛隊を指揮するため、総合幕僚長を現地に常駐させること。
・避難民の衣食住の手配を進めること。特に住居対策は早急に用地などの手配を始めること。
・緊急雇用対策として、国・地方自治体・経団連傘下の各企業が被災者を雇用すること。

なお、国民新党としての災害義捐金の受付は本日(3月16日)より、郵便局及び銀行振替で実施できるようにいたします。詳細は後ほど党本部公式サイトにてお知らせいたしますので、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。


国民新党秋田県支部代表
 石川れんじろう
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2010年10月18日

議会調査雑感

13〜15日、県北・鹿角地方を視察し、地方振興局の幹部らと意見を交換する。

佐竹県政の指針である「元気プラン」の実施状況は甚だお寒く、特に少子化対策はほとんど見るべきものがないと感じた。元気プランでは、市内7000人の出生数を目指しているが、現状では6400人程度。とても目標値をクリアできるとは思えない。

マスコミが行政主導の「婚活」に疑問を投げかけているのも当然。対策は、型通りの域を出ていない。佐竹知事自ら少子化対策本部長に収まって旗を振っているが、計画の破綻はいずれ明らかになるだろう。
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2010年10月14日

天下り問題を質す

予算特別委員会の総括審査で、県職員の天下り問題を取り上げる。県は今夏までに県職員の天下りの実態を報告するとしていたが、「秋になっても報告は一向に上がってこない」と指摘。早急に取りまとめるという確約を得る。また、天下りに対する佐竹知事の認識も質したが、かつての同僚たちをかばう意識が強いのか、県民の理解を得られそうにはない答弁に終始した。

その典型は、天下り県職員が平日、議員主催のコンペに参加してゴルフを楽しんでいた件についての見解。「休日に何をしようと勝手」とばかりに知事は反論したが、今回のケースは休日にゴルフを楽しんだわけではない。仕事を休んでゴルフに興じたというべき事例。そして、これは県出資の団体で高禄を食む天下りたちの実態の一端に過ぎない。

天下り問題は引き続き追及していく。
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2010年10月11日

自見大臣と面会

週末に上京し、自見庄三郎大臣(金融郵政担当)とお会いする。約束の時間を大幅に超える45分の面会を通じ、大臣に秋田の実情を伝える。地方経済の大変な状況には、金融の円滑な運用が必要であるという私の主張に、大臣はじっくり耳を傾けてくださった。きっと理解していただけたものと思う。

また、今年4月に県本部が主催した講演会に出席できなかった大臣は、「次の機会は必ず秋田に行きたい」とおっしゃってくれた。ありがたいことである。その際は、秋田の各界関係者と意見を交換する場をぜひ設けたい。

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2010年09月20日

寄本さんを囲む勉強会

早稲田大学理学部の寄本教授を囲む「ごみ問題勉強会」への問い合わせを多数いただいている。

この勉強会は、秋田市が来年10月から「ごみの有料化」に踏み切ることから、急きょ開催を決定したもの。ゴミ削減は市民にとって長年の懸案であったものの、議論が十分になされているようにも見えない。

しかし、秋田市のこの問題についての審議会の答申を受け、議会も概ね賛成の方向にあるという。このため、私の後援会の中の環境問題に興味のある有志から相談があり、勉強会(集会)を開こうということになった。

寄本さんは、ごみ問題の研究者の中でも草分け的な存在。さっそく連絡を取り、快諾をいただいた。ちなみに彼は同世代の仲間で、私の選挙に手弁当で応援に駆けつけてくれた間柄。秋田の食・酒の大ファンでもある。

寄本さんを囲む勉強会は、今月25日午後6時から保戸野コミセンで行う。参加費は無料。多くの市民の皆さんの参加をお待ちしている。
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2010年08月15日

ゲリラ豪雨と水害調査

8月14日、県内は局地的豪雨に見舞われた。お盆の内であったが、馬場目川・新城川・馬踏川の危険箇所を視察に歩く。馬場目川の上流に位置する私の生まれ故郷・杉沢地区は、一部の水田が冠水。その箇所は平成19年以降、3度も水没したという。県の河川防災事業の在り方が問われる。毎年、同じ場所を同じ方法で改修するだけで良いのか。担当者は予算不足と弁明するが、事業方法の変更すら検討していない。前例踏襲に凝り固まった役人の頭の使い方こそ問題。

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新城川の岩城地区、馬踏川の福田地区はいつも水害が発生する場所(前回も国民新党の代議士と視察)であるが、今回は浸水に至らず。なお、新城川では下流の飯島周辺、JR鉄橋部分の拡張工事が今年度末に終了する予定。これにより、一帯の水害は一応の解決となる見込みであるが、馬踏川は流域変更を伴う工事だけに、まだまだ時間がかかりそうである。

ダム工事などには数百億円規模の予算が付くけれども、人命の危機さえある都市河川の整備はなかなか資金が回ってこない。これも大きな問題である。県議会で何度も増額を主張してきたが、多数を占める自民党会派などの与党がいつも当局に賛成し、孤軍奮闘に終わっている。
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2010年08月11日

県議会の調査活動

7月26〜29日にかけて、私が所属する県議会建設交通委員会が北海道の調査活動を行った。

利尻島では土石流災害復興事業、礼文島では建設工事が休止したままの空港(平成15年に着工、同27年に完成予定)、稚内ではロシア貿易(対サハリン)の状況など、秋田に居ては分からない実態を調べるという意味においては、一定の役割を果たせたように思う。

しかし、県民の間にはその必要性を問う声も多い。恒例のように夏は北海道、冬は九州方面に出かける県議会の調査団は、形を変えた観光・慰安旅行ではないか、という厳しい見方もある。ただ、今回の建設交通委員会の調査に関して言えば、強行日程であり、とても観光を楽しむ時間的余裕などなかった。

私自身も帰秋した途端に疲れが出て、翌日は身動きできないほどハードな4日間であったが、全体として見ればやはり改善すべき点はあろうと思う。例えば、調査の報告を議員それぞれが書き、それを県民に公開するなどのことは最低でも必要のはず。

なお、今回は鈴木孝雄議員が車椅子でこの調査に参加した。こうした例はおそらく、全国の議会でも珍しいこと。秋田県議会史にも特筆すべき出来事と言えよう。

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2010年06月20日

行政の常識とは何か

今から50年前の6月15日、私が参加した安保反対のデモで「6.15事件」が起きた。このとき、同じ参加者のひとりであった樺美智子さんが亡くなっている。全国の知人・友人らは事件から50年という節目を迎えたこの日、東大安田講堂で追悼の会を開催。私も出席を要請されていたが、議会日程を優先しなければならない身であるため、残念ながら参加を見送る。

さて、その15日が最終日となった今議会では、人事委員会と監査委員会の選任案件が提出された。新たな人事委員に元知事公室長、同じく監査委員に市の元副市長を充てるというもの。片や佐竹知事にとっては県職員時代の後輩、片や秋田市長時代の部下。これは身内を起用したに等しい人選ではないのか。

そもそも、両委員会は知事部局からの独立性が確保されなくてはならない組織。そこに自らと関係の深い人物を置くことは、行政上の常識を逸脱したものと言わねばなるまい。私は当然、両氏の選任に反対。しかし、自民党など圧倒的多数が賛成して可決。県議諸氏の考え方は、私とはまったく違うということらしい。

人事ほど、権力者の政治姿勢が如実に示されるものはない。佐竹県政は何を目指すのか。今回の人事にも、それが表れていると思う。県民の皆さんにもじっくり考えていただきたい問題である。
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2010年06月18日

県職員の天下りを追及

県議会の総括審査で県幹部職員の「天下り」と「渡り」について質す。残念ながら、佐竹知事は型通りの答弁に終始。何が問題なのかさえ理解していない様子。一般団体とは違う、民間に適した人材がいない―という説明には、県職員特有の驕り、特権意識のようなものさえ感じられた。

寺田前知事も就任当初、民間の感覚を県庁に持ち込むと話していたはずだが、この天下りにだけはなぜか手を付けず、その当時の忠臣たちが今、さまざまな団体で禄を食んでいる。それも、大半が破格の報酬を得ているのだから呆れる。民間人―特に庶民の感覚から大きく掛け離れたこの悪習が、なぜ長年にわたって守られてきたか。今さら私が言うまでもあるまい。

議会での質疑が地元紙に掲載されたことも影響してか、県職員の天下りに関する情報、さらには私に対する激励のEメールや手紙、電話が次々と寄せられている。県幹部職員の「天下り」「渡り」の問題は、今後も手を緩めず調査・追及を続けていくつもりである。
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2010年06月13日

鈴木陽悦氏の推薦決定

国民新党秋田県支部は12日に役員会を開き、参院選秋田選挙区に立候補を表明している鈴木陽悦氏(民主党公認/現職)の推薦を正式に決定いたしました。

国民新党は民主党と連立し、非自民の立場を明確に打ち出しています。今回の決定は我が党として選挙区候補擁立を見送ったこと、鈴木氏との協力関係が確認できたことなどが主な理由です。

なお、推薦に当たっては改めて「参院選後、郵政関連法案の早期成立に努めること」「県政の課題についての両党の話し合いを密にし、足並みを揃えて解決に当たること」などを求めます。

◆鈴木陽悦氏の公式サイト 
http://www.suzuki-youetsu.jp/

◆YOUTUBE「陽悦ちゃんねる」
http://www.youtube.com/watch?v=uLzLWeQr03c

※具体的な支援の内容については今後、民主党県連および鈴木氏の後援会と協議する予定です。
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2010年06月03日

鳩山総理辞任の日に上京

6月2日は県議会が休会。日帰りのハードスケジュールではあったが、この日午後に予定されていた国民新党全国支部代表者会議と総決起集会に出席するため、午前10時に秋田空港へ向かう。出発ロビーで気づいたのは、大型テレビモニター前の人だかり。そこで鳩山総理と小沢幹事長の辞任を知り、驚く。

案の定、党本部でもこの突然の辞任劇が話題の中心。しかし、わが党の行事は予定通りに行われる。代表者会議では活発に意見を交換。その後、国会近くの憲政記念館で開催された総決起大会は1000人を越える党員・支持者が集まる盛況ぶり。来賓として民主党・社会党・新党日本の代表者、すなわち鳩山氏・福島氏・田中氏も招かれ、壇上であいさつを述べる。

辞任表明直後の鳩山氏は淡々と話していたが、会場からは大きな拍手。壇上近くにいた私の目には、会場を後にする際の鳩山氏はうっすら涙ぐんでいるように映った。いずれ、権力者の出処進退は難しい。私も9年前に秋田市長を退いており、その当時を鳩山氏の姿に重ね、複雑な思いにとらわれる。

マスコミと大衆は、とかく移ろいやすい。熱狂的に支持したかと思えば、一転して石を投げつける。ずいぶん昔に読んだ本に、かのシーザーもこのような思いを語っていたと書いてあったように思う。
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2010年05月19日

6月議会が招集される

県議会の6月定例会は、5月26日から6月15日までの日程で開かれる。先行きの見えない経済状況、悪化する雇用環境への対策はもちろんのこと、大館・能代空港から名古屋便が撤退する問題、空港管理費の県負担、佐竹知事のロシア訪問の成果、秋田市中心市街地(日赤・婦人会館跡地)の再開発の動きなど、議論すべきテーマは多い。

今年は県議としての任期を締めくくる1年。県民・市民の目に見える活動を心がけなければ、と思う。例えば、3月定例会における中心市街地の再開発問題への私の対応については、多くの皆さんから賛同・共感の声を頂いた。良識ある県民・市民は、議員の活動に決して無関心ではないということである。

この時期になると、来年の選挙を意識して集票運動まがいの活動を重視する議員の姿も目につくようになる。聞くところによると、議員の名を冠したゴルフコンペなどもよく開かれ、そこに首長を招いたりするのだという。だが、議員としてすべきことはそうした会に多数を集めて威勢を示し、首長との密接な関係をアピールすることではあるまい。そもそも、議員と首長のこうした慣れ合いが、議会における議論の妨げになっているのではないか。

来る6月定例会では、そうした慣れ合いを背景にした型通りの議論が行われていないか、県民・市民の皆さんはどうかその目で確かめていただきたい。選ばれた議員はもちろん、「有権者の側にも選んだ責任がある」と石川好さん(前秋田美工短大学長/選挙啓発団体・選挙に行こう勢!の代表)も指摘している。議会に足を運び、議員の政治活動をよく見た上で、投票に臨んで欲しいものである。
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2010年03月16日

亀井大臣の来秋確定

1月22日に亀井静香大臣を(国民新党代表/衆議院議員)招いて開催する予定だった国民新党秋田県支部主催の時局講演会は、亀井大臣が衆院予算委員会に釘付けとなったため残念ながら延期とし、多くの皆さんにご迷惑をおかけした。

今回は亀井大臣のほか、自見庄三郎幹事長(参議院議員)と下地幹郎選対本部長(衆議院議員)という党の要が秋田に集結する。この時局講演会を主催する県支部、そして県支部代表である私の責務は極めて重大であると思う。

亀井大臣、自見幹事長、下地選対本部長が会場で発する言葉のひとつひとつは、日本の政治を動かすほど大きな影響力を持っている。まずは多くの県民に3氏の話を直接聞いていただくため、時局講演会の準備に全力を挙げて取り組みたい。

ちなみに、自見幹事長は医学博士で元郵政大臣。医療関係者、郵政関係者の出席に期待する。
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2010年03月13日

再開発問題について激論

中通1丁目(日赤・婦人会館跡地)の再開発に県の補助金を出すべきかどうかについて、私が所属する建設交通委員会は再開発組合を訪問したほか、組合理事長や市担当者らを参考人招致するなど精力的に活動している。

私個人としては、学術公安委員会が行った平野美術館の調査にも飛び入りで参加。現地をつぶさに見てきた。議論を深めれば深めるほど、この再開発計画の問題点やずさんさが浮き彫りになってくる。そもそも、美術館を人でにぎわう中心施設にするということ自体、基本的に間違ってるのではないか。

この構想の発端は、寺田前知事の有名人好みから出た「世界の安藤」なる建築家にすべてを任せたことにある。さらに、工事を取り仕切ることになったのは大手ゼネコンの清水建設。組合員であり地権者でもある企業が選ばれたというのも、極めてきな臭い話だ。

JR秋田駅前のイトーヨーカドーが撤退を決め、大町のニューシティも解体される。商業環境が劣悪化する中で、新たに商業モールを作って成功する保証はどこにもない。しかも、その運営を丹青モールという県外の大手ディスプレイ会社に丸投げするというのである。秋田市の百年の計を危うくするとの感がいよいよ深まった。

なお、佐竹知事は中通1丁目の再開発事業は政治的に決断すると明言した。寺田前知事が「子育て新税に政治生命を懸ける」と言ったことを想起させるような言葉。子育て新税を断念した寺田前知事は結局、政治責任を取ることなく任期満了まで居座った。さて、佐竹知事はどうするか。
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2010年02月17日

県議会2月定例会始まる

2月16日、平成22年度の県予算審議などを中心議題とする県議会定例会が始まった。冒頭、佐竹知事よる「秋田元気プラン」の説明は、寺田前知事の総合計画(明らかに失敗であった)の総括もなしに、唯々「元気プラン」なるものをA〜Dに分類・提示しただけ。いかにも空虚な言葉の羅列という印象。

かつて、私は寺田知事の説明・答弁を「言葉の過剰と哲学の貧困」と表現したが、佐竹知事にも同様の言葉を贈ることなるのではないかと予感する。
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2009年12月16日

亀井大臣を囲む新春の集い

2010年1月22日午後5時半より、JR秋田駅前・秋田ビューホテルを会場に「日本再生〜亀井静香大臣を囲む新春の集い」(国民新党秋田県支部主催)を開催いたします。

2009年8月、歴史的ともいえる政権交代が実現し、国民新党・民主党・社民党による新しい政治がスタートしました。日本のこれからの舵取りに当たる鳩山内閣の中にあって、とりわけ注目を集めているのは郵政改革・金融担当大臣として日々奮闘する亀井静香氏、その人であることは言うまでもありません。

また、秋田県議会においては県支部代表を務める石川れんじろうも唯一の国民新党会派所属議員として県民の皆さんの声に耳を傾け、ふるさと「秋田」を再生するための努力を地道に続けているところであります。

国民新党秋田県支部が主催する今回の「集い」は秋田の再生、日本の再生を進める上で重要なポイントとなる経済立て直しの方策を探ることを目的としております。当日、講師としてお迎えする亀井大臣からは中小企業に対する支援や住民本位の郵政改革について、辛口経済評論でお馴染みの荒谷紘毅さんからは地域経済の今後について、示唆に富むお話をしていただく予定です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。


国民新党秋田県支部  



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日本再生〜亀井静香大臣を囲む新春の集い

・講師:
 亀井静香氏(国民新党代表、郵政改革・金融担当大臣)
 荒谷紘毅氏(秋田人変身力会議会長、元東京商工リサーチ顧問)

・特別ゲスト:
 ※交渉中

・日時:2010年1月22日午後5時半〜(開場は午後5時〜)
・場所:秋田ビューホテル4階
・会費:10,000円


◆講師略歴

亀井靜香(かめい しずか)―1936年、広島県生まれ。東京都立大泉高校、東京大学を経て、警察庁に入庁。警察庁警備局理事官、長官官房調査官などの要職を経て退官。1979年、第35回衆議院議員総選挙に初出馬、初当選。以後11回連続で議席を獲得。自民党時代に運輸大臣、建設大臣、党政務調査会長などを歴任するが、郵政民営化に反対して国民新党の設立に参画。代表代行を経て、現在は党代表。2009年9月に発足した鳩山内閣では、特命担当大臣(金融担当)に就任。悲願であった「郵政事業抜本的見直し及び改革を推進するための企業立案及び行政各部の所管する事務の調整」に取り組む。また、人道的立場から死刑の廃止を唱え、「死刑廃止を推進する議員連盟」の会長も務める。趣味はゴルフと油絵、実兄は亀井郁夫参議院議員。著書に「死刑廃止論」(花伝社)、「繁栄のシナリオ」(対談集/中経出版)などがある。

荒谷紘毅(あらや ひろたけ)―1945年、秋田県大館市(旧比内町)生まれ。県立秋田高校、早稲田大学を経て株式会社東京商工リサーチに入社、秋田支店長、盛岡支店長、東北地区管理部長兼東北支社長、取締役情報出版本部長などを歴任、2007年6月から2009年6月まで顧問を務める。2008年7月、秋田人変身力会議会長に就任。総務省「第3セクターに関する研究会」委員、(財)企業共済協会「連鎖倒産防止マニュアル作成委員会」委員、(財)企業共済協会「企業倒産調査年報」作成検討会委員。著書に「やぶにらみ秋田経営風土記」(無明舎出版)、「おかめはちもく秋田経営風土記」(同上)などがある。秋田魁新報「月曜論壇」を執筆中。

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※この催物は、政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティーです。内容など、詳しくは国民新党秋田県支部(TEL018-882-0878)にお問い合わせください。



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2009年11月14日

北前船構想に関する勉強会

酒田美術館の館長を務める石川好氏(作家、前秋田公立美術工芸短大学長)を囲み、「北前船構想は秋田を救うか」をテーマに勉強会を開く。石川好氏によれば、山形県・新潟県・北海道の動きに比べて、秋田県は超スローモーとのこと。また、山形県は映画「おくりびと」の舞台となったことで観光客が激増しているが、お隣の秋田県に来るとその停滞した雰囲気に「世捨て人」になったようだ―と冗談交じりに指摘され、会場もつい苦笑する。

なお、石川好氏は秋田県が未だに「米」「公務員」「公共事業」という国家関与の旧態依然とした3つのKに依存している点に着目。そこから脱却して、「教育」「環境」「観光」という新しい3Kにシフトし、経済や社会の在り様を変えるべきだと説いた。



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2009年10月25日

市民と共に成瀬ダムを考える

横手市で「成瀬ダム」問題を議論する全国集会が開かれ、党を代表して意見を述べる。県政の懸案であるにもかかわらず、県議会から出席したのは私と共産党の山内県議だけであった。民主党からは京野代議士が出席していたが、ダム建設の是非について態度を明確にすることはなかった。

夜は秋田市に戻り、保戸野コミセンにおいてダム問題を考える市民の集いを開く。横手市の全国集会に出席した旧知の仲間、新潟大学名誉教授・大熊孝氏(河川工学の専門家)に講演をお願いし、併せて私の県政報告会を行った。それに先立って、アマチュア写真家・阿部準英氏が撮影した森と水の写真をスライドで紹介。集まった50名ほどの市民は、阿部氏の撮った故郷の美しい風景と大熊氏の明快な解説に、感銘を深めた様子だった。

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